起立性調節障害で腹痛や便秘や下痢が続く理由

起立性調節障害(POTS)において、腹痛や消化器系の症状が現れる理由は複数ありますが、まずは起立性調節障害とは何なのか、説明させていただきます。

◎起立性調節障害とは・・・

起立性調節障害(POTS)は、主に若い女性に見られる病気で、立ち上がるとめまいや立ちくらみ、心臓が速くなる症状が現れます。これは、体が血圧を調整するのにうまく対応できなくなるために起こります。POTSを持つ人は、立ち上がったり座り上がったりすると、頭がクラッとしたり、心臓がドキドキしたりすることがよくあります。

この病気の原因ははっきりしていませんが、自律神経がうまく機能しなくなることが関係していると考えられています。自律神経は、体の自動調節システムで、血圧や心拍数をコントロールします。POTSの治療では、水分補給や塩分を多めに摂取することが推奨されることがあります。また、一般的には薬を使って症状を管理したり、生活習慣を改善したりすることが対策になります。基本的には医者の指導に従って、適切な治療や生活の改善を行うことで、症状を軽減することができます。ただ、薬を服用しても症状がほとんど改善しない場合が多く、そのような親御さんのご相談をたくさんいただいております。

◎腹痛や便秘や下痢が起こる理由・・・

1. 自律神経の異常: POTSは、自律神経系の異常が関与する疾患の一つです。この異常により、消化器官(胃、腸、腸管など)の適切な動きが妨げられる可能性があります。自律神経系は、消化器系の動きを制御するため、その異常は腹痛や消化不良、便秘、下痢などの症状を引き起こす可能性があります。

2. 低血容量: POTS患者は立ち上がると血圧が急激に低下し、全身の血液循環が悪化することがあります。このため、消化器官に適切な血流が供給されなくなり、消化機能が低下することが考えられます。特に腸管の動きが遅くなることで便秘が起こる一方、過剰な蠕動運動が起こることで下痢が起こることもあります。

3. ストレスや不安: POTS患者は、日常生活において症状に対するストレスや不安を抱えることがあります。これらの心理的な要因は、消化器系に影響を与え、腹痛や消化不良を引き起こす可能性があります。また、ストレスや不安が腸管の運動を変化させ、便秘や下痢を誘発することもあります。

4. 薬物治療の副作用: POTSの治療に使用される薬物には、消化器系に影響を与える可能性のある副作用が含まれることがあります。特に抗不整脈薬や抗不安薬などが消化器系の機能に影響を与え、腹痛や消化不良を引き起こすことがあります。

これらの要因が組み合わさり、POTS患者に腹痛や便秘、下痢などの消化器系の症状が現れる可能性があります。そのため、POTS患者が消化器系の症状を経験する場合は、症状の管理とともに、消化器系の健康を維持するための適切な管理が重要です。

◎久保名倉堂整骨院での施術法・・・

起立性調節障害の子供たちが最近非常に多いと感じております。ゲームやスマホや外で遊ぶ機会が減ったり、家庭環境など原因は様々だと考えております。子供たちの心はとても繊細であります。少しの不安が体に反応をおこして体の機能がおかしくなり、このような診断をくだされる。これが現実であります。

久保名倉堂整骨院では、このような子供さんに優しく短時間で施術を行います。その理由は、子供の体の負担を最小限にするためであります。1時間マッサージをするような施術は、子どもにとって負担しかございません。的確に短時間でこれが基本になります。

まずは、体の構造を整え体の機能を正常に働かせることに集中して施術を行っております。また、食事の指導や起立性調節障害に対する専用の施術もございますので、まずはお気軽にご相談ください。